ケチと倹約の違い

節約

資産形成でまずやること

資産を増やすには「収入を上げる」ことも「投資する」ことも非常に重要だ。しかし収入UPやハイリターンな投資を成功ことさせるよりも、確率的に高い成功率を収めるのが支出を抑えることだ。

大抵の人がこう思うことだろう。自分自身もかつてはそう思っていた。

しかし、時間やお金と言った限りあるリソースを収入UPやハイリスク投資のための勉強につぎ込むよりも、支出を抑えることはより確実で即効性がある。収入UPはできるかどうか分からないし、時間もかかるかもしれない。それに対して「支出を抑える=モノを買わない」場合は、当然だがその金額だけ貯蓄・投資ができることになる。

だがここで問題になるのが「支出を抑える=幸せを抑える」ことになると感じてしまうことだ。

「支出を抑えることはケチではなく倹約と考える」

そうでなければ満たされない気持ちになってしまう。ではケチと倹約では一体何が違うのか?

詳しい人によると

ケチとは「ひどく物惜しみすること、またはその人」

倹約は「無駄を省いて出費をできるだけ少なくすること」

前者はネガティブな印象で手放したくない感がにじみ出ている。何をするにも出し惜しみをして、お金を使うことをもったいないと感じる。それに対して、後者は出費を少なくするために無駄を省く作業を行っている。つまり無駄なものにはお金を使わないが、有益なものにはお金を使うところにケチとの違いがある。

ケチと倹約の違い

①倹約家は幸せを貯められる

倹約家はムダと思えるものにはお金を使わないが、必要なもの・お金を使うことで幸せになれると判断したら使う。お金はただの幸せ引換券と言うことを理解しているので、有益で幸せになることを前提としてお金と付き合っている。旅行好きであれば、「目の前のお金が無くなる」ことを考えるのでなく、旅行に行く幸せにフォーカスしているので幸せを貯められる。

ケチの場合はなくなることを考えるあまり、旅行に行く楽しみお金が無くなる惜しさ幸せが相殺されてしまう。

②倹約家は資産を貯められる

無駄を省くと言うことは効率的に人生全体、トータルで有益か考えることができる。長期目線で考えれば、経験や勉強に使う時間とお金も大切だ。その場の出し惜しみで長期の投資に踏み切れなければ、将来得られるお金も逃してしまうことになる。

支出の削減は即効性は高いが限界がある。いずれは収入UPや投資効率に目を向けるのであれば、早いうちから長期目線で取り組んでいた方が有利なのは言うまでもない。

③倹約家は人間関係を大切にできる

ケチな人は周りの人間に構わず出し惜しみをする。家族や仲間内での旅行や食事の時など、楽しむべき所でも惜しむので周りがシラケてしまう。みんなで名物の豪華海鮮丼を目的に旅行に行ったのに、

「思ったより高いなぁ・・・」

とヒヨって、お金がもったいないと言う理由だけで素うどんを注文するような人とは一緒に楽しめないはずだ。その人に他にも素敵なところがあれば許されるかもしれないが、大切にすべき価値観が大きく違えば関係も長続きしない。

倹約家は、単にその金額で豪華海鮮丼を食べることが自分の幸せと釣り合わないと感じても、みんなと同じ経験をする幸せも加えてトータルで考える。

先回りして、「お金にシビアな自分」を受け入れてくれる人間とだけ関係を持てばいいが、全てのことに同じ価値観を持てるとも限らない。ホテルのグレードやタクシー代を削る価値観は一緒でも、食事だけは譲れない人もいるだろう。同調圧力に負けて折れるのは良くないが、臨機応変に総合判断で幸せなお金の使い方を選ぶことが大切だ。

倹約+自分に合った資産形成

資産形成において重要なのは「稼いだお金の一部を貯蓄~投資に回すことで、お金がお金を生み出す資産を増やしていくこと」

倹約することで支出を減らし、貯蓄・投資をどれだけ多く増やしていくかで今後の資産形成スピードは大きく変化していく。

①収入ー②支出=③資産

資産を増やすには①収入を増やすことが一番効果が大きい。誰でも収入は多ければ多いほど良いと思うだろうが、そう簡単にいかないこともみんなよく知っている。

年収UPが難しいと感じた人間が次に(楽に)しようと考えるのは投資。

③資産を投資で増やすことは不可能ではないが、特別な金融投資知識を持たない庶民が投資で資産を増やそうと考えるのは危険だと思った方がいい。増やすと言うよりは、全世界株インデックスなどの優良な投資を長期で続けることで

「今後の物価上昇・インフレに対して資産を目減りさせない。」

「世界中の人口が増加することで、今後も成長していく資本主義経済の富のおこぼれを一部貰う」

ことを目的とする方が再現性は高い。残酷な話だが、自分を含め多くの方が「特別な(投資)能力のないその他大勢」であり、サラリーマンとしての成績も平均的な人が急に能力に目覚めるようなことはほぼない。もちろん中には、一般の会社員や主婦から億り人になった例もあるが、それはほんの一部にすぎない。たまたま成功しただけ、もしくは後戻りできないような犠牲(時間やリスク)と引き換えだったと考えるしかない。

僅かな可能性にかけて努力することは本人の自由だが、中途半端な覚悟ではそれこそ成功率は低いだろう。いずれにせよ、再現性の低い方法を選ぶのもリスク、再現性の高い方法を選ぶのもリスクだと割り切って、「自分に合うリスク許容度で資産形成をする」ことが最も重要と考える。

まとめ

庶民が資産形成において支出を抑えることは即効性が高く、収入や投資リターンを上げるよりも優先的に行った方が良い。まずはムダを省き支出を抑える倹約家になる。その上で更なる資産形成に向けて、収入UPや投資効率を見直していくことを考えよう。

倹約家になることは、収入が上がったり資産形成ができた後にも良い影響が続く。なぜなら浪費家のまま収入が上がった場合、それに伴い支出も増えてしまうので結局は資産形成ができなくなるからだ。倹約家であれば収入が上がっても支出は大きく変わらないので、その分資産形成を加速させることができる。

ケチではお金は貯まるかもしれないが幸せは貯められない。効果的で幸せなお金の使い方のできる倹約家になり、お金の自由を手に入れるためこれからも着実に進んでいく。

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