投資にかかる手数料

金融投資

投資に限らず、あらゆることついて回る手数料。ATMでお金をおろしたり、振り込みをするときに数百円単位で引かれる。金融商品とは切っても切れない手数料について考えてみよう。

意外とかかる手数料

手数料の罠

手数料は少なければ少ないほどいい!というのは誰でもわかる。10万円のA商品は購入時に3%手数料がかかり、同じく10万円のB商品は購入時の手数料無料。この場合は商品そのものの価値に違いがないのであれば、間違いなくB商品を選ぶだろう。しかし、B商品を購入すると毎月0.5%の手数料が引かれるとしたらどうだろうか。毎月500円かかることになるので、6か月目にはA商品を買ったときにかかる手数料と同じになり、それ以降は500円ずつ損をする形になる。頭では分かっていても、積立投資を始めた当初は、手数料の相場が肌感覚で分かっていなかったため、後になって悔やまれるケースがあった。

運用資産が大きいほど手数料も大きくなる

2019年の末頃から、WealthNaviを始めて、後からSBI証券でも投資信託を積み立て購入するようになった。(3000円投資生活、ほったらかし投資術を読んで感化された)最初は1万円、徐々に毎月4万円の積み立て投資を続けていたおかげで、2024年6月時点で、SBI証券約180万円。WealthNaviで200万円となっていた。地道にコツコツ増えてきたのがうれしい。

ある時、youtubeで手数料に関する動画を見て気になって調べた所、WealthNaviでは年間の手数料が約1%かかることが判明。長期割で0.96%とかにはなるが、年間で2万円手数料で抜かれるとなると中々のインパクトである。この先、積立額が大きくなるほど手数料も当然増えていくわけで、そろそろどうにかしなくてはと思い始めた。

様々な手数料の種類

投資に関連する手数料は大きく分けて2つ。購入・売却時に1回切りのものサブスク的に持ってる間ずっとかかるものがある。前者は「買付手数料」「信託財産留保額」「解約手数料」、後者は「信託報酬」と言ったりするが、これらについては無けりゃないほうがいいし、安けりゃ安いほうがいい。

商品によって大きく差がある手数料

今後積立金額が、含み益が、大きくなればなるほど年間コストも売却時の税金も増えるので、積立解約と全額資産引き下ろしを実行した。グッバイ!WealthNavi!

WealthNaviのようなロボアド系は、リスク許容度に応じて自動でポートフォリオを変更してくれるので難しいことを考える必要がない。ほったらかしで運用ができる。しかし裏を返せば、銘柄選びや資産の入れ替えなど面倒な手間をお金で買っていたことになる。SBIで持ってた投資信託は、0.05%~0.1%位の年間コストだったが、あらためて見比べてみると、同じ全世界株に投資する商品でも手数料に差がある。「三菱UFJ-eMAXIS 全世界株式インデックス」にSlimが付くだけで10倍以上の差があることに驚きである。eMAXIS Slimシリーズはオンライン限定の販売だそうで、対面販売もするノーマルは人件費などあって手数料が高くなるらしい。(三菱UFJアセットマネジメント株式会社から公式の注意あり)

まとめ

「年間リターンで4%~7%」とか言ってるのに、余計な手数料で1%も取られていては、資産形成も進んだものではない。商品の中身を吟味することはもちろん大切だが、それを購入する際にかかる2次的コストにも着目する必要がある。

SBI証券では銘柄選択をする際、手数料率を検索で絞ったり、サマリーに手数料を表示させる機能があるので便利です。良質な投資信託は信託報酬が1%を切るものが多いので、銘柄選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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